愛だけ携えて 波を待ち 波にのる
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last day
  23歳最後の日に、
 髪をあごまで切り落としました。
 高校生ぶりにボブになりました。
 明日からも、みなさんよろしくおねがいします。
 
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あたらしいかぜ

 最近なんとなく調子が良くて、そしたら
 古いつながりの友人から連絡がきたりする。
 距離感が少し難しいのだけれど、
 会ってお互いの今を感じるだけで満足だ。
 あのころと今はもう、ぜんぜん違う。
 「お約束」も私はもうリセットしようと思っている。
 いつか、小さな円を手に入れるんだ。
 
 
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冬支度
寒さで悲しい思いをしないように
あたたかくしてくれるものたちを
引っ張り出しては 洗濯。
新しい半年の始まり
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ねむる

子供みたい
一番いい顔と一番やな顔は
眠りの時にあらわれるのね。
わたしはあまりに嫌な夢を見て、目覚めて抱かれて号泣。
今日は気持ちよく
眠りたいなあ。
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さんぽ
 
 駅の東口に越してきてもうすぐ3ヶ月。
 にぎやかな西口にはあまり行く気がしない。
 こちら側の時間は、駅から離れるほどゆっくりと流れている。
 古い家やうすぐらい酒屋、深い階段で猫が休んでいるし
 茶畑もある。人が少ないから、歩くスピードもゆっくりでいい。
 生まれてから21年間住んでいた場所は、山の中にある住宅地で
 あるのは自然と家だけだった。辺りは驚くほど静かで、
 地面や植物をじっくり観察しながら歩くのが普通だった。
 飼い犬たちはよく散歩を拒むので、道に立ち往生してしまって彼女たちに
 「歩きたくないの?」と声をかけたりもした。

 そのころに似た感覚を今日ふと感じた。
 無条件に人に優しくなれる感覚。
 気持ちが放射状に外へ馴染んで開放されていく感覚。 
 体が先に納得するから、変なとこでつまづかない。
 そういえば、私はそうだった。それなんだった。
 呼吸もずっと深かったから穏やかだった。
 呼吸と同じくらい、たぶん
 愛も深かった。

 人は変わり続けていくけれど、生理的なことはきっと変わらない。
 だから大丈夫ね。

 私は求めていた闘いの中にちゃんといます。
 不細工な食べ物が好きです。
 
 
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