愛だけ携えて 波を待ち 波にのる
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なし
ずっと新鮮はかなわない。
わたしは味わい尽くしてしまう。
多くの大切なことを飛ばしてしまうし、忘れてしまう。
無理やり手にしても置き去りにしてしまう。
思い出に思い出を重ねようとすればするほど「はじめて」が濃くてうんざりするのだ。
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まぼろし
 
 ぜんぶ一人相撲でした。
 ぜんぶゆめで、
 たぶんわたしのさいごのゆめで、
 ひとりでひたすらに愛しました。
 わたしにとってかつてない一番の純粋だったかもしれません。
 長い人生の中で、
 あのひとが教えてくれたことはあまりにもおおきくて、
 わたしはいつも失敗ばかりでした。
 目覚めたくないゆめの中で生きようとしたけれど、
 やっぱりそれはゆめだったので、
 ある夜げんじつの世界に戻ってきてしまいました。
 ゆめは遠くてもういきたいときにいけないし、
 ゆめはわたしだけのものであって、わたししか知らない。
 ゆめのなかでは、それがゆめであると気づけなかったのです。

 げんじつの世界でわたしはこてんぱんにやられて、ようやく
 それがゆめだったことを知りました。
 とても果てしないゆめで、ゆめにふかくふかく入り込んでしまって
 げんじつに戻れないようなきもちににもなったけれど、
 こちらがわには頼りたい背中や、わたしにしかいない家族がいるので
 ちゃんと靴をはいて戻ることにします。
 
 ただいま。
 
 
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けはい


ドアをノックしない夜を教えて。
わたしはいつまで覚悟しつづけるのかしら。
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パラレル


合わない辻褄を合わせるための細切れの時間。
いつまでもみていたい夢のなかにいる。

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懐古
 

ふたりで枯れ枯れになるまで泣いた夏だった。

なにが起こってしまったんだろう。
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